ヤフオクで「ベンリイCD50M」の未使用外装部品が出品されていました。
フェンダーは前後セットで74,111円、
シートは40,000円と驚きの高価格でした。
というわけで、初期型CD50の設定色について情報を整理します。
(兄弟車のCD65・CD70も内容は同様です。)
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1968年に発売された初期型のCD50は、
73年のモデルチェンジ(CD50K1)の前に、70年に変更がされています。
外観上の変化が大きいため、私はこれを「無印前期」「無印後期」と呼び分けていますが、そのどちらにも、ブラック(NH-1)以外に青・緑が設定されています。
※余談ですがCD65・70においては、前期・後期の区別はなく、CD65→CD70へのモデルチェンジをもって同様の変更がなされています。
ただ、黒・青・緑の3色設定は変わらないものの、その色味は異なり、
■無印前期:ブラック、ノクターンブルー、バートグリーン
■無印後期:ブラック、スワローブルー、フォレストグリーン
という色名称の違いが存在します。
また無印前期では、青・緑の色設定があるのはセル付きの”M”(CD50M)のみの様です。無印後期ではセル有り・セル無し、ともに3色選べます。
この「色味」というのが気になっており、特に無印前期ですね、
後期の「スワローブルー」はネットでもそれらしい画像が見つかり、どうやらC92などとも通じる紺に近い青なのだという事がわかるのですが、前期のノクターンブルーとは一体……
と疑問を抱いていたので、今回の出品は大変参考になりました。
ちなみにですが、CD50無印前期・CD65ではフェンダーは鉄ではなく樹脂となっています。
フェンダー出品の質問欄でも材質の問い合わせがあり樹脂とのことでしたので、CD50Mのものというのは間違いないと思われます。
画像の通り、かなり明るい色なんですね。
これがもし予算内で落とせたら、現物を見本に塗料屋で調色してもらおうと考えていたのですが、残念ながら手が届きませんでした。
まあ、貴重なものが高値で取引されるのは、良いことではあります……。
気になるのはシートとフェンダーの色味が大分違うことで、これは新たな疑問として今後の情報収集に努めたいと思います。
(別途パーツカタログを確認して追記します)→追記:パーツカタログを確認したのですが、シートコンプリート「77200-065-000AF」はリストに無い色記号で、特装色かもしれません。
※フォロワー様からも当時のカタログに記載された色見本をご提供いただきました。(提供:かぶそる様)